食の安全に対する意識が高まってきているなか、安全で安心な食品を食べたいと思う方が増加し、農薬、化学肥料を極力使用しないで栽培された有機野菜(オーガニック野菜)が注目を集めています。
しかし、「無農薬野菜・減農薬野菜・低農薬野菜」などと表示し、有機野菜と名前、意味が紛らわしいような野菜も販売されており、結局どの野菜が1番安全で安心なのか?何が違うのか?消費者にとっては分からないことが多いと思います。
結論から言うと、「無農薬野菜・減農薬野菜・低農薬野菜」これらの野菜と有機野菜はまったく別物、
「最も安心で安全なのは有機野菜(オーガニック野菜)だけ」、と思って間違いありません。
では「無農薬野菜・減農薬野菜・低農薬野菜」はどのように栽培された野菜なのでしょうか?
※無農薬野菜、減農薬野菜は有機野菜のように有機登録認定機関の厳しい検査に合格したわけではなく、明確な基準がなく、生産者の自己申告で表示しているだけなので、消費者の誤解を招く可能性が高いため、農林水産省の特別栽培ガイドラインによって2004年4月から「無農薬・減農薬」の表示は禁止となり、これらの野菜は「特別栽培農産物」と表示しなけらばならないこととなっています。
無農薬野菜とは、その野菜の栽培期間中に農薬を使用せず栽培された野菜のことです。
こう見れば無農薬野菜は安全な野菜に思えますが、
◎化学肥料は使っている(自己申告制)。
◎昨年は農薬を使用していた(残留農薬の可能性がある)。
◎近くの田んぼ、畑では農薬、化学肥料を使用している(農薬が飛散してくる可能性がある)。
など、無農薬野菜と表示されていた野菜は栽培期間中にだけ農薬を使用していないと言うだけで、昨年農薬を使用していれば残留農薬の可能性が、付近の畑、田んぼが農薬を使用していれば農薬が飛散してくる可能性が考えられるにもかかわらず、「無農薬野菜=安全な野菜(残留農薬がない野菜)」と多くの消費者が誤解しているようです。
有機野菜は2年(果物などは3年以上)、原則として農薬、化学肥料を使用しない田んぼ、畑で栽培された野菜で、近くに農薬、化学肥料を使っている田んぼ、畑があってもダメで、認定されるまでには厳しい検査をパスしなければなりませんが、無農薬野菜は自己申告制で、厳しい検査に合格したわけではないのです。
以上のことから、無農薬野菜と有機野菜、どちらが安全で安心なのかは一目瞭然だと思います。
もちろん大量の農薬を使用して栽培された野菜に比べれば無農薬野菜のほうが安全なのは確かですが、田んぼ、畑に前年使った残留農薬が残った状態の土で栽培された可能性がある無農薬野菜も有機野菜に比べれば安全面ではかなり疑問が残ることだけは間違いありません。
減農薬野菜とは、いままで使用していた農薬(その地域の農薬使用量)から概ね5割以上、減らした農薬量で栽培された野菜のことです。
つまり減農薬野菜は今まで使用していた農薬の量を減らしただけなので、今まで大量に農薬を使用していて、そこから5割以上、農薬使用量を減らしても減農薬野菜と表示できるので、有機野菜と比べれば安全性ではかなり差があるのはもちろん、地域によっては5割以上、農薬使用量を減らしても他の地域に比べれば、まだまだ農薬使用量が多い可能性もあるので、減農薬野菜と表示していても安心はできないのです。
また先程も触れましたが、「無農薬・減農薬」と表示することは禁止され、現在はこのような農作物は「特別栽培農産物」と表示しなければならないことになっています。
それでも、まだまだ「無農薬野菜・減農薬野菜」という表示をよく見かけますが・・・。
低農薬野菜の明確な基準はなく、自己申告で表示しているだけの可能性が高いので、低農薬野菜と表示して販売していても安心はできません。
以上のように、「有機JASマーク」が付いていない野菜は有機野菜ではありません。
「無農薬野菜・減農薬野菜」など、どのような表示をしていても有機JASマークが付いていない野菜は・・・
◎多かれ少なかれ農薬、化学肥料が使われて栽培されている可能性が高い。
◎農薬、化学肥料を使用していなくても、使用しなくなって2年(果物は3年)経過していない。
◎有機栽培をしていても近くの田んぼ、畑で農薬、化学肥料を使っている(農薬・化学肥料が飛散してくる)。
いずれかの可能性が高いと思って間違いありません。
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